INfuse スマートコネクテッド スキャニングソリューションと INfuse AX スキャナーによりセキュアなスキャン処理を実現
Smart Cabinet クラウド」のフロントエンドで医療系文書の電子化を担うのがコダックアラリスの「INfuse スマートコネクテッドスキャニングソリューション」と「INfuse AX スキャナー」です。
- 業務アプリケーションと連動して紙の情報をデジタル化
- 電子化された情報をリアルタイムでチェックして問題をフィードバック
- INfuse 管理ソフトウェアでデバイスや設定を集中管理
「INfuse スマートコネクテッド スキャニングソリューション」は、パートナーが開発したアプリケーションと連動して、業務の最前線で紙の情報をデジタル化して業務プロセスに効率的に統合することができるように設計されています。ネットワーク経由での運用が可能で、拠点から離れた場所に設置したスキャナーで電子化した情報を安全に集中管理できます。
スマートコネクテッド スキャニングソリューションの構成要素
スキャンした時点でリアルタイムでのチェックが可能で、必要項目の記載漏れなどを即座に検出してフィードバックを行って修正を促し、正しい情報の取得を支援します。
また、INfuse 管理ソフトウェアを使用することで、API へのアクセスを統合し、多数の INfuse AX スキャナーのデバイス設定、ワークフロー管理やライセンス管理も一括して行えます。
- エンタープライズグレードのセキュリティ
- ネットワークに接続するだけで PC やドライバーは不要
- セットアップが容易で誰でも簡単にスキャン操作
- 「パーフェクトページ」テクノロジーによる鮮明、高品質な画像
「INfuse AX スキャナー」は本体を直接ネットワークに接続するだけで、PC やドライバーのインストールは必要ありません。INfuse AX スキャナーはエンタープライズグレードのセキュリティ機能を備えています。電子化されたデータは、データ信号とスキャナー制御の信号を分離するセキュアな転送により機密コンテンツを保護 し、安全にクラウドへと送信されます。
INfuse AX スキャナーの設定は 1 枚のセットアップシートをスキャンするだけで完了し、使用にあたってエンドユーザーのトレーニングは不要です。原稿をセットしてボタンを押すだけでスキャンから電子化、クラウドへの送信が完了します。スキャン画像はコダックアラリス独自の「パーフェクトページ」テクノロジーによる鮮明、高品質な画像で視認性が高く、情報を正確に把握できます。
「INfuse スマートコネクテッド スキャニングソリューション」と 「INfuse AX スキャナー」の組み合わせにより、紙の情報の電子化からクラウドへの保管、業務システムへの統合まで一括した運用が可能となります。
日本の高齢化社会を支える地域医療連携と地域包括ケア
- 日本は本格的な高齢化社会に突入
- 地域医療連携と地域包括ケアで高齢者を支える
- 介護施設、地域医療機関、公的医療機関の連携が必要
本格的な高齢化社会となる日本国内において、高齢者が居住する地域で自分らしい生活を最期まで継続していくためには、その地域における医療と介護、生活支援を包括的に実現する必要があります。そのためには、患者に関する情報を介護施設、地域医療機関、公的医療機関で共有し円滑な連携を図り、各機関の機能を相互に有効活用することにより、地域で持続性のある適切な医療や介護サービスを受けられる環境を整えなければなりません。
課題は紙のままの医療系文書
- 電子カルテと紙のままの医療文書の連携
- 訪問看護記録、介護記録、紹介状などの個人情報の取扱い
- 増え続ける書類の保管スペースの確保
電子カルテの普及は進みましたが、訪問看護記録、介護記録、紹介状といった紙のままの医療系文書が多く存在します。紙のままで保管を続けることは、情報の共有が困難となるだけでなく、電子カルテと二重管理が必要になり、書類の保管スペースの問題も発生します。
Smart Cabinet クラウド」による DX ソリューション
- 訪問看護記録、介護記録、紹介状などの医療系文書を拠点で安全に電子化
- 専用クラウドサービスで安全に保管して共有と管理
- 書類の保管スペースの問題を解消
- 非構造化データ情報の一元管理を実現
「Smart Cabinet クラウド」なら、日々発生する医療系文書をその場でスキャンして電子化し、専用クラウドサービスで安全に共有と管理を行えます。地域医療の連携、患者情報の共有を実現しながら、紙の書類の保管スペースのコストを削減できます。
また、病院の業務フローに沿った登録機能、使いやすい画像管理機能や閲覧・検索機能により、電子カルテと連動した効率的な活用が可能となります。
単にスキャンによる電子化データのみでなく、電子カルテシステムの記事情報や、看護記録、部門システムの紹介状、退院サマリ、各記録を PDF 形式に生成して登録・管理することにより、従来困難であった非構造化データ情報の一元管理が行えます。
「Smart Cabinet クラウド」は、e- 文書法に対応した医療関係文書のデジタル化、共有、管理を実現する総合ソリューションです。
「Smart Cabinet クラウド」の主な機能
QR コードスキャンシート機能
QR コードシートを対象書類と一緒にスキャンすることで、データ登録の際にバーコードの情報を読み取り、患者基本情報と紐付けし入力フォームに反映させます。
読取り可能なバーコード形式：QR コード、UCC/EAN-128、Code39、Code128、NW-7
- 読み取りエラーを防ぐため、一次元バーコードの場合は上下に 2 本印字。読み取りしたバーコードのチェックデジットを用い、論理チェックを実施
- スキャン作業上、必要な情報を手書きで記入できる以下のフォーマットを提供 前整理作業日 / 前整理作業者記入欄 / 枚数記入欄 / スキャン作業 日 / スキャン作業者記入欄 / その他連絡欄
＊ご要望に応じて実際の記入項目は調整いたします。
閲覧機能 - イメージビューア
イメージビューアは別画面で起動します。
- 選択した患者のスキャン画像内容を表示
- PDF、JPEG、TIFF のフォーマットに対応
- 同一患者の画像データを複数のクライアント端末で同時に表示可能
- 画像データの読み込み途中でも、先頭から 10 ページ程度の表示が 5 秒以内に可能
- サムネイル全表示の読み込み中も、最終ページ表示が可能
- 30 ページめくりが 10 秒以内で表示可能
ビューア内では以下の機能が利用可能です。 サムネイル表示（イメージ画像全件表示、イメージ画像とサムネイル画像同時表示、サムネイル画像全面表示の 3 つの表示モードに対応）/ 拡大・縮小 / 回転 / 縦適合、横適合 / ページ送り（マウスホイールと連動）/ コントラスト調整 / 明るさ調整
検索機能 - マトリックスビュー
- マトリックスビュー画面を週表示に切り替えると登録イメージの1 ページ目をサムネイル一覧で表示
- イメージは「一件表示」、「日付表示」、「文書種別一括表示」、「全件表示」の種別で表示
- マトリックスビュー内のサムネイルの中から、表示したい画像を選択するとその内容を表示
- 画像拡大表示は専用ビューアを別画面で起動
全文検索機能
- スキャンから変換された PDF、アップロードされた Word、Excel、PowerPoint などの電子文書からテキストを抽出しデータベースに登録して全文検索を実行
- 検索結果一覧に検索対象キーワード前後のテキストを表示するため、文書全体の表示前にその内容の確認が可能
- 患者番号、診療科、文書種別等の索引項目と組み合わせての絞り込み検索に対応
- 索引情報の登録時は Word、Excel、PowerPoint のデータを表示しながら、患者情報、診療科、大分類、中分類の情報の入力が可能
